日航機墜落事故から29年

日航機123便が群馬県の御巣鷹の尾根に墜落してから29年が過ぎた。本日、真相究明の番組が放送されるときいて楽しみに見たが、期待はずれだった。29年前の当日(8月12日)たしか午後9時頃のNHKのニュースで、「たった今入ったニュースです。現場に駆けつけた自衛隊員2名が射殺されたとのことです。」という報道を聞いて、「これは何かある」そう感じたのは私だけでは無いと思います。圧力隔壁の破壊が原因との結論を受け入れるには、様々な疑問があり過ぎる。 「沈まぬ太陽(山崎豊子)」を読んだ。 アフリカ編、御巣鷹山編、会議室編と長文だ。 これを読んで日航機墜落事故の真相に触れようと思ったが、間違いだった。 恩地という主人公が社員の待遇改善のため、時の総理大臣が利用する便を盾にストを計画。 アフリカなど僻地へ移動させられる。 これを同情的に描いている。 日航は日本国、日本人の利益ための航空会社だ。 その会社が、国益を守るために動いている総理大臣の便に影響をあたえることは、国益に反する。 日本航空の利益にも反する。 これを美化してしまうところに、山崎豊子氏の限界がある。
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