米国の失業率
5月6日、米国労働省(BLS)が4月の雇用統計を公表した。失業率は5.0%ということだ。
この数字を見て、米国大統領候補に名を連ねるドナルド・トランプ氏が、昨年末の失業率を見て「米国の失業率はジョークだ」と言っているのを思い出した。
トランプ氏曰く、実際は24%から42%ではないかと。
厚生労働省が日米の失業率の算出の違いを公表している。
平成14年(2005年)とデータは古いが、日本の失業率4.4%を米国式で計算すると3.8%になるそうだ。
これに加え米国では2週間就職活動を停止するだけで、分子(失業)から外されるなど、数字のマジックを多用しているという情報もわんさかある。
日本経済新聞は、さかんに米国の失業率の低さを強調し、景気の良さを伝えるが、そもそも数字にごまかしがある。
「今月の失業率」、「来月の失業率」との報道を聞き、どうしてこうも失業率を強調するのか不思議でならなかった。
米国は統計情報に手心を加えてまで経済の好調さをアピールするのはなぜなのでしょうか?
海外からの購入で支払ったドルを、株や債券に呼び戻さないと経済が破たんする?
ちなみに韓国も失業率の計算が日本と大きく違うとの指摘があり、実際は3倍とか4倍ともいわれている。
中国の出鱈目はいわずもがな。
日本には複数のシンクタンクがあるが、どこもこれらの数値を根拠にレポートを作成し、大企業がこれを利用している。こわこわ。