人生とは勇気

書店で児玉清さんの本が並んでいるのを目にして、手にとって見ると「児玉清からあなたへラストメッセージ 人生は勇気」とある。一昨年に亡くなられ、NHKBSの「週刊ブックレビュー」も、終了してしまったので少し驚いた。 これは、亡くなる直前に書かれ、2012年に出版されたエッセイ集の文庫版だ。 KodamaKiyoshi 戦中の疎開のこと、学生時代の思い出話、俳優としての長い道のり、司会、そしてブックレビューに繋がる話など、盛りだくさんだ。 クイズの司会をやっていながら、「”知っている”ことに意味は無い。人間にとってはその先の知恵が大事。」ということをサラリと言ってのける。本当にそのとおりだと思う。 弱者を守るこるは当たり前だが、「極端に弱者を優先させ」、弱者を全面に立たせると社会はゆがむ。と言っている。 信号を守らない、自転車は逆走行するなど、身近が例で説明している。 これももっともだ。 中江有里さんの書評もいい。
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