入谷の朝顔市

今日は織姫様と彦星様が一年に一度会えるという七夕ですね。 先日、江戸東京博物館で開催された「朝顔 江戸から現代へ」を受講したことがきっかけで、七夕に開催される入谷の朝顔市に出かけた。入谷の朝顔が有名になったのは江戸末期の文化・文政の頃(1804年ー1830年)で、御徒町から朝顔業者が移り住んだとのこと。 四色の朝顔、別名牽牛花(けんぎゅうか)の鉢を買ってきて、今朝から楽しんでいます。 朝顔は奈良時代後期に遣唐使が持ち帰ったと伝えられており、特に江戸時代に二度ブームが訪れたとのこと。 歌川広重は江戸城の虎ノ門堀を朝顔を手にもって歩く女性を描いてゐたり、江戸住まいの下級侍が室内で鑑賞している絵など、たくさんの朝顔にまつわる絵や文章が残されている。 江戸時代から品種改良がさかんに行われており、時代によって好みも移り変わるようです。 ちなみに、最近は団十郎という茶色い朝顔が人気とか。 江戸時代、土焼きの小鉢の朝顔を担いで売り歩く行商も多くいたようだ。 昔からある担ぎ棒を肩にかけ、竹で編んだかごに朝顔の鉢を20鉢(絵で見ると、も少し多いような)を前後で40鉢を担いで売り歩くのだから、相当重かったはず。 ヒルガオ科なのに朝顔というのを、子供の頃聞いた記憶がある。 朝顔展示の情報が記載されていたので、以下に転記します。
7月3日 森下朝顔市(森下商店街・深川神明宮)
7月6日~8日 入谷の朝顔市(入谷鬼子母神・言問通り)
7月23日~24日 文京区 朝顔・ほおずき市(善光寺境内)
7月26日~9月11日 伝統の朝顔(国立民族博物館)
7月28日~8月3日 変化の朝顔・大輪朝顔(日比谷公園)
7月下旬~8月上旬 献花・奉納あさがお展(靖国神社)
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