国連人権委員会とは
◆なでしこアクション 本を出版
なでしこアクションの山本優美子・細谷清両氏による
「Records and Comments on Comfort Women Issue」が出版された。
これは国連人権委員会に出席した際の記録だ。
なぜこのような面白くもない議事録のような本を出版するのか?
私は「国連を告発する」という意味と理解している。
◆国連とは
国連人権委員会の話を始める前に、国連の話をしたい。
そもそも国連とは英米がつくった機関で、口先だけは世界の平和を謳っているが、決して世界のためにあるのではなく、英米の都合に合うように運営される組織だ。 間違っても日本のためになるような機関ではないことを知っておく必要がある。
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四王天延孝閣下(当時、陸軍中将→衆議院議員)が、昭和8年に講演した内容をまとめた「スリーメーソン秘密結社に就いて」を読むと、国際連盟も猶太人がつくったということだ。
さりとて国連しか世界の紛争や問題に、一国ではなく世界の機関としてコミットできる組織がないので、日本も莫大な拠出金を出している。
しかし、その運用ルールが明確でなくフェアでない。
◆クマラスワミ報告
慰安婦問題に詳しくなくとも「クマラスワミ報告」という言葉は聞いたことがあると思う。
これが「国連人権委員会」でスリランカ人のクマラスワミ氏が中心に作成した報告書で、日本が大東亜戦争(第2次世界大戦)中に多数の女性を、主に日本軍のために性奴隷とするため強制的に連行したというのだ。
これが嘘話ということは、朝日新聞が吉田清治のつくり話を紙面TOPに掲載した当時から、多くの方によって指摘された。
1992年3月、吉田清治氏の証言に基づき、秦郁彦氏らが韓国済州島で現地調査を行うと、そのような事実が全くないことがわかった。
これから22年後の昨年、ついに朝日新聞が「吉田清治の記事」が嘘だったと吐いた。
◆米国も調査した
米国も調査をした。もちろん日本を庇うためではなく、日本の悪事を暴いて喧伝するためだ。
結果として悪事を暴けなかった。 どうしたことだろう、天下のFBIやCIAがメンバーに入っているというのにだ。
◆国連のでたらめさ
さて、国連人権委員会に話を戻す。
国連なので正しく調査して報告書にまとめたと、多くの人が善意に受け取ると思いますが、さにあらず。
前出した本の指摘は、以下の5点に絞れる。
1.慰安婦問題について調査をしない ←出版物や記事、伝聞で判断
2.同等の事例(欧米各国や中韓)と比較検証しない
3.日本に反論の場を与えない
4.入場者を制限するとして、公聴会でも日本人を入れない場合がある
5.日本の重大な発言はなぜか議事録に載せない
公平さがひと欠片もなく、公正さもなく、開いた口が塞がらない。 これが国連の現実であり、リードしているのがやはり英米であることを忘れまい。