墨古沢遺跡

墨古沢遺跡(すみふるさわいせき)をご存知だろうか。

この遺跡は旧石器時代の3万4000年も前に人々が暮らしていた痕跡をとどめている。 11月の最後の日曜日、千葉県にある酒々井コミュニティセンターで展示を観てきました。 当たり前ですが、旧石器時代なので縄文時代より遥かに古く、「環状ブロック群(生活痕跡と考えられる石器のまとまりがドーナッツ状に分布)」、「陥し穴」、「局部磨製石斧」の三大要素を備えているので日本独自のものだと分かるそうです。これらが北海道も含め日本全国に散らばっていること、この時代に日本各地から集められた複数種類の石があることから想像してみると、みなさんが同じ言葉を使っていたかは分かりませんが、日本全国の石に関する情報をやり取りし、その価値がわかっていたことは確からしいと思います。

とても残念なことに、実際の遺跡を見ることはできません。
コミュニティセンターの方に遺跡の場所を確認したことろ、すぐ裏手で歩いて3分程度のところと教えてくださり、ついでに「自分は見たことがないんですがね」と添えたその一言が気にかかりましたが、まさか遺跡が畑になっているとは!
いまは茄子が植えられていました。この季節に茄子は珍しいなぁっと思いながら畑を眺めて帰宅しました。

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