最近の音楽思考 III ベーシスト編

最近のJazz musician は高い技術力に裏打ちされた、素晴らしい表現力を持った方が多いのにおどろかされっぱなしだ。 はじめに紹介したいのが、ベーシスト金森もといさんだ。 彼のベースを聴いたとき、なぜかドラマーの青山純さんを思い出した。 青山さんと言えば、プリズムやスクエアで一時代を築いたドラマーで 亡くなる直前までMISIAや山下達郎のバックでドラムを叩いていた。 一流のミュージシャンに引っ張りだこなのには訳がある。 彼はドラムを用いて、音楽に色をつける。 MISIAの代表作、Everythingを聴いてみれば理解してくださると思う。 金森さんにはベースで、様々な色をつける。 うーんと唸らせる。 そんな魅力を持ったベーシストだ。 次に紹介したいのが、同じくベーシストの伊藤勇司さんだ。 前回紹介したピアニスト全員から引っ張りだこで、 多くの共演が、彼の実力を証明している。 伊藤さんの特色は、ソロの演奏時にもメロディーを大切に展開することでしょう。 まるで曲調と関係ないソロを聴くのはときに辛いことも。 伊藤さんのソロは曲調を崩さず、沢山の色をつける。
  »
«