柔道一如 柔道家高木喜代市とその周辺
堀江朋子さんが執筆された「柔道一如」を読んだ。
明治、大正、昭和と生き抜いた柔道家「高木喜代市」を中心に、同じ時代を生きた人々を描いている。 師匠であり、講道館柔道の創設者・加納治五郎、姿三四郎のモデル西郷四郎、木村政彦など時代を彩った面々が登場する。 知名度は低いが、柔道を体系化し戦略まで到達した講道館九段 尾形源治も紹介されている。
カナダのバンクーバーの東にバンクバー島という島があり、ここにビクトリアという美しい街がある。ここの会社とネットワーク機器の仕事をした。この会社の社長と息子は、空手と柔道の有段者で日本贔屓だ。
伊豆の温泉に行く途中で、息子の試合を見せてもらった。
また、コンサルティングファームに在籍しているとき、メキシコで柔道を習った方と仕事をした。
海外でどうして柔道や空手など日本古来の柔術が盛んにおこなわれているのか不思議に感じていた。
その答えがわかった気がする。

巣鴨プリズンへ柔道の慰問に行ったとき、A級戦犯の方々からいただいた感謝状の写真が掲載されている。
10名の方々だが、全員達筆で驚いた。
高木道場はいまでも高円寺にあるそうだ。
筆者も高円寺に住んだ経験があり、高円寺周辺の話題も面白い。
かくいう私も短い期間であるが高円寺に住んだ。