開発者はツールとクラウドが継続的デリバリーのガキとなっていることがEvans Dataの調査で明らかに

※ 継続的デリバリー:基本的(ミニマム)な機能を作成し、継続的に修正しながら完成(修正&追加機能)させていく手法。DevOpsと一緒に語られることも多い。 ソフトウェア開発のコストをコントロールするのは何かと聞くと、経営判断や要件より重要視されているのは利用されているツールであると開発者が答える。しかし、継続的デリバリーモデルを使っている開発者に限ってのこと。このモデルを利用している開発者の28.3%が、コストをコントロールする最重要要因が利用しているツールであると考えているが、他のモデルを利用している開発者では経営判断は一番重要と考えていることが、最新版の北米開発調査で明らかになった。 北米にいる400人以上のソフトウェア開発者の調査では、継続デリバリーモデルを利用しているユーザにとってはクラウドが重要であることが鮮明になった。このモデルを利用している人の半分以上が主にクラウド上で利用し、25%が完全にクラウド上で利用しているという。しかし、このモデルで一番得しているのは運用チームなのか、開発者なのか、又はクライアントなのかの判断が付かない。 「継続的デリバリーを自動化するために適切なツールが重要であることが明らかです。」とジャネル・ガービン、Evans DataのCEOがいう。「プロセスを確立させ、速やかに新しいバージョンをリリースし、公開することを可能にするツールがなければ、継続的デリバリーは単なるガイドラインに過ぎない。企業にとっては自動化ツールとクラウドとの組合せが開発を合理化し、継続的デリバリーを可能にする重要要素である」 北米開発調査は年に2回行われ、開発者が採用している技術や動向を200ページにわたって分析される。現在は15年、29版目を迎えている。開発者人口や企業に関する統計データ、対象とホストのプラットホーム、モバイル開発、HPC、仮想化、クラウド、ソフトウェア開発のライフサイクル、継続的デリバリーとDevOps、技術の採用率、ツール利用率、HTML5などの調査対象になっている。
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