収益の差は?

2005,6年の頃であろうか、いまから17,8年前のこと。
日本は右も左もERP全盛で花盛り。
国内の有名企業様から、欧米企業様との収益率の差はどこにあるのかと尋ねられ、お仕事をいただいた。

このときの調査で、収益率の高い欧米企業がERPを基盤として、または部分的に採用しているがERP頼みではなく、多くのSEを積極的に採用して、カスタム構築に切り替えていました。
特に金融系は顕著で、優秀な人材を積極的に採用していました。
その後、リーマンショックと呼ばれる金融危機(米国の出鱈目な大規模詐欺=ローンを組むのに、犬の名前でも貸してくれたというから酷いもので、これらを別の債権と組合せて世界中にばら撒いた)を境にその流れは緩やかになるかと思いきや、この流れはそのまま続いていった。

ERP頼みの日本が衰退していく一つの原因はここにあるのではないか?
国債を大量発行して国内に還元するのではなく、米国国債を購入して、その一部が日本の株式市場で企業の株を買いまくる。日本の企業の半数は外国投資家が持つようになり、利益を出せば海外にお金が流れていく。

ERPはデータベースがガチガチに決まっており、日本の商習慣に合っていない部分が未だに多い。
バグが少なく、短期間で導入できる利点はあるものの、企業一社一社が持つ利点を活かせないどころか導入することで逆に非効率になることだってある。

私は、もうそろそろ日本の企業様も見直しの時期に来ているのではと考えています。
弊社は、オープンソースのERPを基盤に、カスタマイズを行うことで安く、比較的早く、企業の利点を損なわないシステムを目指しています。

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