タイと日本

今から20年近く前にタイの仕事をさせていただきました。
当時はITバブルで、とても忙しく複数の仕事を掛け持ちでやっていましたので、タイへの出張は金曜日の夕方に成田空港を出発して、日曜日の夕方にバンコックを離れ成田に着くのが月曜日の早朝で、そのまま仕事に出掛けたものでした。

タイも日本同様仏教圏であることも手伝ってか、文化的にも親しみを持ちますし、人々は穏やかでとても親切。国王をとても慕っており、どこの会社レストランに行っても国王夫妻の写真が必ず飾ってありました。

バンコックでは日本の弁当を買うことができるので、ランチの時間に出かけようとすると、買ってきてくださるという。お肉?魚?では、お魚でお願いします。そんな会話を思い出します。買ってきてくださったお弁当を広げ、お湯をいただきお味噌汁に注ぐと、なぜかタイのスタッフが離れていく。あれれ、どうしたんだろう?理由を尋ねると、味噌汁の匂いが苦手とのこと。子供の頃から慣れ親しんできたので、お味噌汁の匂いが気になること自体に驚きました。

日本に戻って数年後にテレビニュースが、民主主義の選挙で選ばれた首相に反対するタイのデモを伝えていました。あの穏やかな国民がどうして?というのが最初の印象でした。それと似た光景を最近目にしました。「王政に反対のデモ」を伝えるNHKニュースです。

あぁ、とうとう来たか。
米国を牛耳っている人々は、デモを煽動してタイを解体しようとしています。
その次は日本の皇室でないことを祈ります。こわこわ。

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