日本初の新元素発見

昨年末、理研が日本初の新元素の命名権を獲得したとメディアが報じた。 名前は決まったかと思いきや時間がかかるようで、国際機関から元素名の提案を求める正式な文書が届いたばかりという。 ロシアや米国との共同研究で発見した元素はあるが、日本単独では初めてとのことだ。 このプロジェクトの研究リーダーは森田浩介氏59歳。 森田氏は、原子核同士を9年間で400兆回も衝突させて発見したそうだ。気が遠くなりますね。 昨年理研の理事を退任された野依先生(2001年ノーベル化学賞受賞)は、研究を評価する基準に「論文数」、「論文の引用回数」が挙げられるが、「論文の発表数や引用された数で、その研究を本当に評価したことになるのか。基礎科学に進展や若者の成長を妨げていないか。」と2月9日付の産経新聞にこたえている。 この研究が同じ尺度で測られ、評価が低ければ今回の大発見はなかったということでしょう。 日本にとっても科学の世界にも朗報ですね。
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