謹賀新年ー令和五年

こうして皆様と元気に新年を迎えられたことは、多くの方々の温かいご支援があったからです。
あらためて感謝申し上げます。
オープンERP、iDempiere(アイデンピエレ)をベースとしたサービスの提供を屋台骨に、今年も展開して参ります。

ビジネスコンサルを行っていると、ほとんどのお客様は「効率化=人員削減」を話されます。
名の通ったコンサルティングファーム様でも、よく企業の「効率化」を達成するため「ムダ・ムリ・ムラ」を見つけ、これらを解消するアプローチを見かけますが、私の経験上、このような単純なアプローチでビジネスが良くなることはありません。

「効率化」は担当者レベルでは判らないことも多く、例えば役員へ提出する資料、特に「帳票」類の効果などを尋ねると、「殆ど利用していない」、「あまり参考にならない」と言う声が聞こえたとします。
「それでは、この帳票はどんな時、どんな判断に利用されていますか?」このような対話を行いながら最終的に「この資料を利用する目的」を明らかにして行きます。
「目的」を達成するための様々なアプローチ(帳票の廃止、帳票の改善)を弊社はお客様と一緒に考えます。
(アウトプットからのアプローチ)

企業の大きな目的が「収益向上」であるならば、「既存の市場拡大」路線と、「新たな市場開拓」路線を考えることも大切で、
他社様の成功例をシンプルにまとめ、自社がどのようなアプローチができるのか企画します。
私がお勧めするのは、「効率化」を目的にするのではなく、「市場の拡大や売上増」を進めていく過程で、優先するプロセス(仕事)に優先順位をつけ、結果的に古いプロセス(仕事)を削減していき、単なる人員削減ではなく「人員の活用計画の見直し」を行うことです。

「効率化=プロセス(仕事)の削減=人員削減」のアプローチは、多くの抵抗を受けます。欧米のようなドライな社会風土ではなくウェットな村社会である日本には、後者のアプローチをお勧めします。

長くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社アヴァンテ
代表取締役 渡部哲也

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