My favorite songs その4

Eaglesと言えば「Hotel California」を連想する方が多いと思いますが、日本語訳で「ならず者:Desperado 1993年リリース」もとても良い曲で、カーペンターズやリンダ・ロンシュタット(イーグルスは彼女のバックバンドとして結集したのが切掛)もカバーしています。この曲に限っては、僕はカレンの歌が好きです。

イーグルスのサウンドや歌詞の素晴らしさはもとより、技術的な面でBostonのようなギターの多重録音にも当時は驚かされました。代表アルバムとなったHotel Californiaは物悲しい曲調で、砂漠のホテルに着いたらmission bellが鳴るという意味深な歌詞が続く。そして終わりに、We are programmed to receive.と続きますが、「聖体拝領」の意味も裏にあるような気がする。僕にはお金に囚われるような「何かに囚われる」人々はどんなに着飾っても寂しい人生が続く。そのようなイメージを持って聴いていましたが、本当はどんな意味が込められているのでしょうか。

このアルバムの最後を飾る「The last resort」も深く考えさせられる曲で、白人が東海岸から西海岸へとさらなる楽園を目指して原住民が住んでいた土地を奪い、それでも飽き足らず欲望の限り進んでいく。神の名のもとに。そして、もう楽園なんかない。僕らがつくっていかなければと歌っています。名曲です。ぜひ聴いてください。

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